サロペットとオールインワン、何が違う?

まずは言葉の違いを整理しておきましょう。

サロペットは、胸当てと肩紐がついたパンツやスカートのこと。

デニム素材のカジュアルなイメージが強いアイテムです。

オールインワンは、トップスとボトムスが一続きになった服の総称。

背中まで覆われているデザインが多く、サロペットよりも上品な印象に仕上がります。

結婚式で実際に選ばれているのは、シフォンやレースなど上品な素材で作られた「オールインワン型パンツドレス」がほとんど!

この記事では、どちらもまとめて解説していきますね。


結婚式にオールインワンで参列するのはあり?

「パンツスタイルで行っても大丈夫...?」と不安に感じる方は多いはず。

実際のところを見ていきましょう!

カジュアルな式や二次会ならOK

近年は結婚式のスタイルも多様化しています。

華やかなオールインワンでの参列もOKとされるようになりました♪

特にレストランウェディングや二次会など、カジュアルな雰囲気の式なら問題なく着用できます。

ただし賛否両論あることは知っておこう

賛成派の声

  • おしゃれで個性的!
  • 素材を選べばきちんと見える
  • 動きやすくて便利

反対派の声

  • カジュアルすぎる印象
  • 年配の方に驚かれそう
  • フォーマルな場には不向き

どちらの考えもあることを理解した上で、式の雰囲気に合わせて判断することが大切です。

スカートより「格が低い」とされる理由

パンツスタイルは、ドレスコードの観点ではスカートより「格が低い」とされています。

オールインワンは「略礼装」にあたるため、正礼装や準礼装が求められる場面には向きません。

フォーマル度の高い式では、ワンピースやスカートタイプを選ぶほうが無難でしょう。


避けたほうがいい結婚式・OKな結婚式

具体的にどんな式なら大丈夫なのか、チェックしていきましょう!

こんな式は避けたほうが安心

☑ 格式高いホテルウェディング
☑ 親族として参列する場合
☑ 年配のゲストが多い式
☑ 招待状に「平服で」と書かれていない場合

一流ホテルや老舗の式場では、ゲストもフォーマルな装いが求められます。

また、両家の親族が揃う場では、きちんとした服装を意識したいですね。

こんな式なら安心して着用できる

☑ レストランウェディングやガーデンウェディング
☑ 二次会や1.5次会
☑ 新郎新婦から「カジュアルでOK」と言われた場合
☑ 受付・余興・幹事など動き回る役割がある場合

カジュアルな雰囲気の式なら、パンツドレスのこなれ感がよく似合います♪

動き回る役割を任されている方にも、動きやすくて疲れにくいのでおすすめです。


結婚式にふさわしいオールインワンの選び方

ここからは、失敗しない選び方を具体的に解説していきます!

素材選びがいちばん大事

おすすめの素材はこちら。

  • シフォン
  • サテン
  • ジョーゼット
  • レース

光沢感や柔らかさのある上品な素材なら、結婚式にふさわしい華やかさを演出できます。

デニムやスウェット、コーデュロイは絶対NG!
どんなにおしゃれなデザインでも、素材がカジュアルだとフォーマル感が出ません。

色選びのポイント

定番カラーは、ネイビー・黒・ベージュ・グレーなど落ち着いた色味。

明るい印象にしたいなら、淡いピンクやラベンダー、ミントグリーンもおすすめです♪

注意したいのはこの2つ!

  1. 白や花嫁のドレスと被る色は避ける
  2. 黒一色でまとめると喪服っぽく見えることがある

黒を選ぶ場合は、小物で華やかさをプラスしましょう。

デザインは女性らしさを意識

パンツスタイルはボーイッシュになりがちなので、女性らしいディテールを意識して選んで。

  • 袖にフリルがあるもの
  • 胸元にレースがあしらわれたもの
  • バックスタイルにリボンがあるもの

こうしたデザインなら、結婚式らしい華やかさが出ますよ♪


小物でコーデを格上げしよう

オールインワンは、小物の合わせ方で印象が大きく変わります。

パーティーにふさわしい小物で、コーデを完成させましょう!

アクセサリー

パールのネックレスがよく映えます♪

大ぶりのパールや二連タイプなど、存在感のあるデザインを選ぶと顔周りが華やかに。

ビジュー系のアクセサリーもパーティー感を演出してくれます。

ヒールのあるパンプスが基本です。

  • つま先やかかとが隠れるデザインを選ぶ
  • エナメルやスエード素材がおすすめ
  • スニーカー、ブーツ、オープントゥはNG

羽織りもの

ノースリーブを着る場合は、羽織りもので肩をカバーするのがマナー。

レースやシフォン素材のボレロなら女性らしい雰囲気に、ジャケットならかっちりとした印象になります。

バッグ

小ぶりのクラッチバッグやパーティーバッグを選びましょう。

ビジューやスパンコールがあしらわれた華やかなデザインがおすすめです♪

普段使いのトートバッグやショルダーバッグは避けてくださいね。


【年代別】おすすめコーデのポイント

年代によって似合うスタイルは変わります。

それぞれのポイントをチェック!

20代

ピンクやラベンダーなど明るいカラーに挑戦しやすい年代♪

袖コンシャスなデザインや、バックスタイルにポイントがあるものなど、トレンド感のあるアイテムもよく似合います。

30代

落ち着きと華やかさのバランスが大切。

ネイビーやボルドーなど深みのある色を選ぶと、大人っぽく上品な印象に仕上がります。

シンプルなデザインでも、素材の良さやシルエットの美しさで差をつけて。

40代

品の良さが引き立つコーデを意識しましょう。

黒やネイビー、グレーなどベーシックカラーを、上質な素材で着こなすのがポイント。

アクセサリーはパールや控えめなゴールドを選ぶと、落ち着いた華やかさが出ます。


体型の悩み別・選び方のコツ

「自分に似合うデザインがわからない...」という方のために、悩み別の選び方を紹介します!

二の腕が気になる
→ 袖ありデザインを選ぶか、ボレロやジャケットを羽織る

お腹周りが気になる
→ ハイウエスト&ワイドパンツで自然にカバー

背が低め
→ Vネックで首元をすっきり見せる&縦ラインを意識

背が高い
→ ワイドパンツタイプですらりとスタイリッシュに


当日困らないための事前チェック

オールインワンならではの注意点を、事前に確認しておきましょう!

トイレ問題に備えよう

オールインワン最大の難関がトイレ...。

背中にファスナーがあるタイプは、一人で着脱しにくいことがあります。

おすすめの対処法
パンツの裾をヘアゴムでまとめてからロールアップ!
裾が床につくのを防げます。

当日慌てないよう、自宅で一度シミュレーションしておくと安心ですよ。

座ったときの丈感を確認

立っているときは問題なくても、座ると裾が上がって足首が見えすぎることがあります。

試着の際は必ず座って、丈感をチェックしましょう。

ストッキングを忘れずに

結婚式では、ベージュ系のストッキングを着用するのがマナー。

パンツスタイルの場合は、膝下丈タイプでも大丈夫です♪


やりがちなNG例

せっかくのお呼ばれで失敗しないよう、よくあるNG例をチェック!

① 全身黒でまとめて喪服みたいに...
→ バッグやアクセサリーで明るい色を取り入れて

② カジュアルすぎて仕事着に見えた...
→ レースやフリルなど女性らしいデザインを選ぶか、華やかなアクセサリーでパーティー感を出す

③ 小物が地味で華やかさが足りなかった...
→ 普段使いの小物は避けて、パーティー仕様のアイテムでコーデを完成させる


まとめ|最終チェックリスト

最後に、参列前の確認リストをまとめました♪

式の雰囲気を確認

☑ カジュアルな式、二次会、1.5次会か
☑ 新郎新婦から服装の指定はないか
☑ 年配のゲストが多くないか

アイテム選び

☑ 素材はシフォン・サテン・レースなど上品なものか
☑ 白や花嫁と被る色を避けているか
☑ 女性らしいデザインを選んでいるか

小物で格上げ

☑ パールなど華やかなアクセサリーを合わせているか
☑ ヒールのあるパンプスを選んでいるか
☑ パーティーバッグを用意しているか

当日の準備

☑ トイレでの着脱方法を確認したか
☑ 座ったときの丈感をチェックしたか
☑ ストッキングを用意しているか


迷ったときは、無理にパンツスタイルを選ばず、スカートタイプのドレスを選ぶのも一つの方法です。

大切なのは、新郎新婦をお祝いする気持ち♪

マナーを守りながら、素敵なコーディネートで結婚式を楽しんでくださいね!