防水サロペットってどんなもの?

防水サロペットは、水を通さない素材で作られた胸当て付きのパンツです。

肩紐で吊るすスタイルなので、腰回りから水や汚れが入りにくいのが最大のメリット!

普通のファッション用サロペットは綿やデニム素材が多く、濡れるとそのまま染み込んでしまいますよね。

でも防水タイプなら、こんな場面で力を発揮してくれます。

  • 船釣りで波しぶきを浴びるとき
  • 雨の日の屋外作業
  • 水を使う清掃や農作業
  • 子どもと一緒の雪遊び

「レインウェアと何が違うの?」と思う方もいるかもしれません。

大きな違いは「カバーできる範囲」なんです。

通常のレインパンツはウエストまでしかカバーしないので、しゃがんだり座ったりすると腰から水が入ってしまうことも...。

防水サロペットは胸元までしっかりカバーするから、激しく動いても浸水しにくい構造になっています♪


失敗しない選び方のポイント

用途に合わせて選ぼう

用途によって必要な機能が変わってきます。

釣り・船釣り用
耐久性と完全防水が大事!膝やお尻部分が補強されているものがおすすめです。

農作業・屋外作業用
動きやすさと通気性のバランスを重視して。
軽量タイプなら長時間でも疲れにくいですよ。

スキー・雪遊び用
防水性+保温性が必要です。
中綿入りや、重ね着できるゆとりのあるサイズを選びましょう。

素材の違いを知っておこう

よく使われる素材は主に3種類あります。

素材 特徴 こんな人におすすめ
PVC(塩化ビニール) 完全防水で丈夫、価格も手頃 しっかり水をガードしたい方
PU(ポリウレタン) 軽くて柔らかい、動きやすい 初めて買う方、軽作業向け
ゴアテックス 蒸れにくく高機能 長時間使う方、予算に余裕がある方

迷ったらPU素材がおすすめ!価格と機能のバランスが良く、最初の1着にぴったりです。

耐水圧と透湿性の目安

スペック表に書いてある数値、なんとなく分かりにくいですよね。

ざっくりこんな目安で選べばOKです♪

耐水圧(水をどれだけ防ぐか)

  • 5,000mm → 小雨程度ならこれで十分
  • 10,000mm → 大雨でも安心
  • 15,000mm以上 → 船釣りや水産業向け

透湿性(蒸れにくさ)

  • 3,000g → 軽い作業向け
  • 5,000g → 一般的な作業向け
  • 8,000g以上 → 長時間や激しい動き向け

数値が高いほど高性能ですが、お値段も上がります。
使うシーンに合った性能を選ぶのがコツですよ。

女性のサイズ選びで気をつけること

防水サロペットは作業着として作られているので、メンズサイズ中心のことが多いんです。

女性が選ぶときは、ここをチェック!

  1. 股下の長さ
    長すぎると足元がもたついて危険です。
    裾を調整できるタイプが安心。

  2. 肩紐の調整幅
    長すぎると胸当てがずり下がってきます。
    バックル式で細かく調整できるものを選んで。

  3. ワンサイズ上を選ぶ
    冬場はインナーを着込むので、ジャストサイズだと窮屈に...。
    普段より1サイズ上がおすすめです。


おすすめの防水サロペット10選

用途別におすすめアイテムをご紹介します!

釣り・船釣り向け

1. PVC素材のマリンサロペット
完全防水で波しぶきもしっかりガード。
膝部分が二重構造のものは、船の上で膝をついても安心です。

2. 透湿防水タイプのフィッシングサロペット
耐水圧10,000mm以上で透湿性も◎。
長時間の釣りでも蒸れにくく快適に過ごせます。

3. 耐衝撃パッド付きサロペット
膝にクッションパッドが内蔵されたタイプ。
オフショアジギングなど、膝をつく動作が多い釣りにぴったり!

農作業・屋外作業向け

4. 軽量PUサロペット
柔らかくて動きやすいPU素材。
草刈りや水やりなど、かがむ動作が多い作業に向いています。

5. 透湿レインサロペット
防水性と透湿性を両立。
雨の日の長時間作業でも蒸れを軽減してくれますよ。

6. ストレッチ素材の作業用サロペット
伸縮性があって動きを妨げません。
撥水加工されているので、多少の雨や水はねなら大丈夫!

スキー・雪遊び向け

7. 中綿入り防寒サロペット
保温性と防水性を兼ね備えたタイプ。
お子さんとの雪遊びやスキー場での使用にぴったりです♪

8. ビブパンツタイプのスノーウェア
スノーボードやスキー向けの防水サロペット。
おしゃれなデザインも多く、ゲレンデで映えます!

コスパ重視

9. ワーク系の防水サロペット
作業着メーカーのリーズナブルなタイプ。
5,000円前後で買えるので、初めての1着にも◎

10. 多機能エントリーモデル
耐水圧10,000mm程度の性能で手頃な価格。
釣りから作業まで幅広く使えるオールラウンダーです。


服装の合わせ方と蒸れ対策

季節別のインナー選び

中に何を着るかで快適さがぐっと変わります♪

春・秋(15〜20℃)
長袖Tシャツやスウェットでちょうどいいくらい。
動くと暑くなるので、脱ぎ着しやすい服装が◎

夏(25℃以上)
吸汗速乾素材のインナーがマスト!綿素材は汗を吸って重くなるので避けた方がいいですよ。

冬(10℃以下)
フリースやダウンベストを重ね着。
足元が冷えやすいので、厚手の靴下も忘れずに。

暑い時期の蒸れ対策

防水素材はどうしても通気性が低くなりがち...。

暑い時期はこんな対策で蒸れを軽減しましょう!

  • 透湿性の高い素材を選ぶ
  • 吸汗速乾のインナーを着る
  • こまめに休憩して換気する
  • 首元や袖口を開けて空気を通す

透湿性5,000g以上のモデルを選ぶと、蒸れ感がかなり違いますよ。


トイレ問題はこう解決!

防水サロペット最大の悩みがトイレ問題ですよね...。

全部脱がないとトイレに行けないのは、女性にとって本当にストレス!

そんなときに便利なのが「ヒップオープン機能」付きのサロペットです。

お尻部分がファスナーで開くので、サロペットを脱がずにトイレを済ませられます♪

冬の屋外や船の上など、着替えにくい場所では本当に助かる機能ですよ。

ヒップオープン機能がない場合は、前面に長めのファスナーが付いているタイプを選ぶのも手。

胸元から股下近くまで開くタイプなら、着脱がぐっと楽になります。

購入前にファスナーの位置や長さを確認しておくのがおすすめです!


買う前に知っておきたい注意点

完全防水でも水が入ることがある?

「完全防水」と書いてあっても、ここから水が入ることがあります。

  • ファスナーの隙間
  • 縫い目の部分
  • 肩紐の付け根

特にファスナー部分は要注意!

止水ファスナーを使っているか、ファスナー部分にカバーが付いているかをチェックしましょう。

縫い目をテープで塞いでいる「シームテープ加工」が施されているものは、浸水しにくくなっていますよ。

動きにくいときの対処法

防水素材は硬めのものが多く、動きにくさを感じることも...。

そんなときは、こんな選び方を意識してみて!

  • PU素材やストレッチ素材を選ぶ
  • 関節部分にゆとりのあるデザインを選ぶ
  • 立体裁断されているモデルを選ぶ

特に膝の曲げ伸ばしがスムーズにできるかは大事なポイントです。


まとめ

防水サロペットは、水濡れが気になるシーンで頼りになるアイテムです♪

選ぶときのポイントをおさらいしておきましょう!

☑ 用途に合った耐水圧と透湿性を選ぶ

☑ 素材の特徴を理解して使用シーンに合わせる

☑ 女性はサイズ選びと股下の長さに注意

☑ トイレ問題はヒップオープン機能で解決

自分にぴったりの1着を見つけて、快適なアウトドアライフを楽しんでくださいね!